こんにちは!
この記事を見ている貴方は、キャッシングやリボ払いで残高が膨れ上がり、毎月の返済が追いつかなくなって
任意整理、自己破産、個人再生など債務整理について検索した人だと思います。
そして、それは貴方が抱えている借金問題を解決するための勇気ある行動の第一歩です。
この記事では、実際に債務整理(個人再生)を経験した筆者の実体験を交えて解説していきたいと思います。
債務整理の種類や手続きについての解説記事は、専門の弁護士事務所のウェブサイトなどにたくさんありますが、体験談となると、なかなか見つけることができません。
債務整理、特に個人再生をする前に、この記事を読むと個人再生をする上で注意しなければならないことなどが分かります。
注意点が分かると、安心して債務整理を弁護士に依頼することができますし、不注意で最低弁済額が増えてしまうのを防ぐことができます。
これから債務整理を考えている貴方の不安や心配事を、少しでも和らげて安心して借金問題を解決する手助けになればと思っています。
人は、様々な理由で借金を背負ってしまいます。債務整理をすることに対して引け目を感じる必要はありません。
あの有名なAMAZONの創業者ジェフ・ベゾスや、ウォルト・ディズニーなどの著名人も自己破産を経験
しています。
すでに検索されてご存じの方もいると思いますが、債務整理には3種類あります。
種類別に解説していきますが、ざっくり言うと以下のような感じです。
任意整理は、弁護士、司法書士などの専門家に債権者との交渉を依頼して、返済するべき額を確定させて、支払可能な毎月の返済額を合意して支払っていく方法です。
将来利息がカットされるので、金額によっては大幅に債務を減額することができますが、基本的には借金の元本は減額されず、全て返済する感じになります。
筆者が行った債務整理がこれになります。
裁判所を通して借金を減額してもらう手続きです。個人再生は、自己破産とは異なり、
住宅を残して債務を整理することが可能なのも大きなメリットの一つです。
また、もう一つの大きなメリットが、法律で定められた額まで大幅に借金の元本を減額することができるところです。
そして、特筆すべき点が、自己破産では認められないギャンブルなどの浪費による借金も減額対象になる点です。
ただし、注意点として以下の4点があります。
このあたりは、後ほど筆者の体験談のところで、詳しく説明します。
裁判所を通じて、決定された金額を3年〜5年で返済して行きます。
借金総額 | 最低弁済額 |
---|---|
100万円未満 | 借金全額 |
100万円以上500万円未満 | 100万円 |
500万円以上1500万円未満 | 借金額の5分の1 |
1500万円以上3000万円未満 | 300万円 |
3000万円以上5000万円以下 | 借金額の10分の1 |
自己破産とは、裁判所に申し立てを行い全ての借金をゼロにしてもらう手続きです。
ただし、ギャンブルなどによる浪費、養育費、滞納している税金などは免除されません。
また、100万円以上の資産は、自宅、自動車を含めすべて処分されます。
筆者が実際に弁護士を通じて個人再生の申し立てを行い、認可決定認可決定されるまでの出来事を書きたいと思います。
これから債務整理をしようと考えている人にとって不安要素がたくさんあると思います。
特に手続き中や債務整理後の生活のことが心配で債務整理に踏み切れない人もいると思いますので、参考にしていただき、少しでも不安を和らげることができればと思います。
内容が、個人再生によっていますが、任意整理、自己破産をご検討中の方にも十分参考になると思います。
債務整理をするにあたって、気にすることの一つだと思います。
これに関して言うと、家族に内緒で行うことも可能です!、、、と法律事務所の方は言いますが、正直なところ様々な書類の用意などで慌ただしく動く局面もあるので、完了まで家族にバレずにいられるかと言うと難しいかと思います。債務整理の種類で言うと、
こんな感じです。
内緒で手続き完了できたが、後ほどバレて配偶者と修羅場になって離婚危機みたいな話も聞きますので、できれば早い段階でご家族に相談するのを強く推奨いたします。
ちなみに筆者の場合は、バレました。家族に知られたことによって、その後の手続きが大いにスムーズにいったので、結果的には家族と共有できていて良かったと思っています。
弁護士に債務整理を依頼すると、受任通知というものが、全ての債権者に送られます。
それが届くと債権者は、債務者(貴方)に直接督促状などを送って請求することができなくなります。
なので、債務整理(筆者の場合は、個人再生)が認可されて実際の返済がスタートするまで一切の支払いが無くなります。
借金の金額が膨れ上がり、毎月の返済が困難な状況の人にとって、督促がなくなり、返済がストップするだけでも精神的にかなり楽になります。
筆者の場合は、弁護士が受任通知を送ってから実際の返済スタートまで、およそ2年もの間、一切の返済がない状態が続きました。
結論から言うと、債務整理を依頼する法律事務所は、近所である必要はありません。
筆者が依頼した先も遠方でした。関西在住ですが、関東の事務所に依頼をしました。
実際、法律事務所とのやり取りは、電話やメールがメインになるので、正直なところ近さは関係ありません。
それより、遠方でも
債務整理の解決実績が豊富なところ、弁護士費用の分割払いに対応しているところ、
相談料が無料なところ
に重きを置いて依頼する方が断然良いと思います。
債務整理の手続き中、個人再生の場合は期間が長くなる傾向にありますが、その間、何か生活を制限されるとかもないので、ごく普通に生活ができます。
債務整理をしている身なので、浪費などは論外ですが、家族と普通に外食するなどは構わないので、特に困るようなことはありません。
この期間に、家族と旅行にも行きましたし、普通の家庭と同じように月に何回か外食もしていました。
なので、基本的には、今までと同じように生活を送ることができます。
ただ、後述する必要書類の中に家計簿があるので、事細かくレシートを取って家計簿をつけるという作業があります。
債務整理を弁護士に依頼する時点で、すべてのクレジットカードが使用できなくなります。
任意整理の方は、整理対象のカードだけ使えなくなります。
クレジットカードは、使用できなくなりますが、デビットカードは使えます。一昔前とは違い、VISAやMASTERCARDブランドのデビットカードが普及しているので、オンライン決済など全く不自由なく使用することができます。
筆者の場合は、新たにプリペイド式のクレジットカード Kyashカードを作成しました。
kyashカード ← ここから申し込むとカード発行手数料分(900円)がポイント還元されるので、実質無料で発行できます。
Kyashカードは、ApplePayなどにも登録でき、コンビニなどでのタッチ決済で使用できるので、今の時代は、クレジットカードがなくてもほとんど困ることはありません。
ただ、やはりデビットカード、プリペイドのカードになので、支払いに使用できない時(一部のガソリンスタンドやネットショップ)もあったりしますが、稀なので、特に問題には不自由な思いをしたことはないです。
基本的に銀行口座は、問題なく使用できます。ただし、債務整理の対象となっているクレジットカードなどが銀行発行のものだと一定期間(3ヶ月程度)凍結されます。
なので、銀行発行のクレジットカードを持っていて、給与の振込先に指定されているような場合、一定期間口座から引き出せなくなるので、このような場合は、あらかじめ給与の振込先を変更してもらったりする必要があります。
債務整理中でも新たに銀行口座を作ることは可能ですので、必要な場合は、口座を新たに作成し、貯金を移したり、子ども手当などの入金先に指定されている場合は、振込先を変更してもらうなどの手配が必要です。
これは、個人再生にかなり寄った話になりますが、この書類の準備が一番大変でした。
個人再生は、必要な書類が多いと聞いていましたが、いざ準備を始めると、場合によっては、査定に来てもらったりと結構苦労が多いです。
これだけの書類を用意・作成しないといけないのです。
中には、ご家族の協力が必要になってくる書類もあると思いますし、家族に内緒で行うのは至難の業ですよね。
これも、債務整理について、いろいろ検索していると記事によっては、分割払い中の携帯電話は没収され、使用できなくなるという内容が散見されるため、すごく不安になりますし気になるところだと思います。
しかし、結論から言うと、継続して使用することができますのでご安心ください!
自己破産や個人再生の場合、クレジットカード、ローンなど全ての債務が整理されることになるのですが、携帯電話に関しては、滞納などがばければ機種代金を分割払い中であったとしても没収されることなく、そのまま使用することができます。
筆者の場合も問題なく、使い続けています。
ちなみに債務整理中もその後も、機種変更は可能です。ただし、一括払いで機種を購入することになります。
結論から言うと、債務総額を半額まで減額することができました。
これも個人再生に限っての話になりますが、借金返済額が前述の法律で定められた最低弁済額まで減額されます。
ただし、二つほど注意するべき点があります。
一つ目は、クレジットカード、各種ローン、キャッシング、すべての債務が整理対象となり、支払いに問題がないもの含まれるので、予想以上に債務総額が増えたりします。
筆者の場合も予想していたより、債務総額が増えました。
二つ目は、清算価値保証原則と呼ばれ、ご自身が保有する資産の精算価値分と法定の最低弁済額を比較してどちらか高い方の金額を返済する必要があります。
筆者の場合は、子供の学資保険の払戻金が想定外に高く、結果として資産の精算価値の方が高くなってしまったので、予想を上回る弁済額となりましたが、全額返済に比べれば、半額近く減額できたので個人再生をして正解でした。
ちなみに総額800万円程度(クレジットカード複数枚、PCのローンなどの合計)から400万円程度の減額に成功しました。
これも調べていると不安になってくる要素の一つかと思います。
個人再生独自のものになりますが、裁判所へ提出した再生計画案(各債権者に対して毎月の返済額などを記したもの)に債権者の同意を得る必要があります。
同意と言っても消極的同意と言われ、期日までに書面にて不服の申し立てを裁判所に提出しない限り同意したものと見なされます。
ここで、債権総額の2分の1相当に該当する債権者から不服の申し立てがあると、個人再生の認可を得ることができなくなります。
決して断言はできないのですが、基本的に大手の債権者が反対をすることはないと思います。
というのも、反対をして個人再生の認可が降りなかった場合、次は自己破産となるので、そうなると債権者が回収できる金額が大幅に減少をして損をすることになるからです。
再生計画案が認可決定されると、各債権者への毎月の返済がスタートします。
同意した金額で債権者への返済をする点では、任意整理も同じかと思います。
基本的に借金が大幅に減額されたものを3年〜5年での分割返済になるので、無理のない範囲の返済額になるのではないかと思います。
債務整理後の生活ですが、滞りなく返済をしていくだけで、特に債務整理前と変わったことはありません。
確かにブラック状態になり、新たにクレジットカードやローンなどの借り入れをすることはできなくなりますが、前述のようにデビットカードも普及していますし、プリペイドのクレジットカードもあるので、不自由なことを強いられることはまずありません。
自己破産や個人再生をすると官報という機関紙に掲載されます。
ただし、これは普通の書店では手に入らないので、一般の人が手に取って貴方が債務整理をしたことを知ることはまずあり得ません。
なので、会社の同僚や近所の人に知られてしまうよう可能性は限りなく低いのでご安心ください。
また、債務整理をすることに対して、そこまで引け目を感じる必要はありません。
アメリカ前大統領は、4回以上も破産申請をしていますし、人生の再出発点と捉えて前向きに考えるのが大切かと思います。
クレジットカードの返済が追いつかなくなり、リボ払いに変更したり、またそれらの返済に充てるためにキャッシングを行ったりして利用限度額いっぱいになってから債務整理を行うことを考えて実行に移しましたが、今思えば、もっと早い段階でやっておくべきだったなと思っております。
もっと早く債務整理をしていれば、全体的な返済額も少額で済みましたし、何よりいち早く生活を立て直すことができたと思います。
なので、債務整理を検討中の方は、なるべく早く決断されることをお勧めいたします。